FC2ブログ
私は、今年50になりました。今まで年齢というものをあまり意識したことがありませんでしたが、50歳を迎える前後数ヶ月、無駄に費やした時間の多さと残された時間が余りないことに愕然とし、かなりジタバタしました。

李白の「擬古」に、
春風笑於人 (春風は人にむかって笑う)
何乃愁自居 (何ぞすなわち愁いて自ら居るやと)
という二行があります。

春風は、笑って問いかける。何をそんなに悩んで、しゃがみこんでいるのかと。

悩んだ末、自分の通りに生きようと思いました。余計なことを考えるのを止めて、やりたいこと、やるべきと考えていることを、出来そうなことから、一つずつ始めていこうと。

私には、学生時代から大事にしてきた友人が何人かいます。その中の一人に陶芸作家がいて、酒器や湯呑、ご飯茶碗など彼の作品を、私と私の家族は毎日使っています。二年ほど前、作品をwebサイトで紹介しようと言っていたのですが実現できずにいました。まずは、これから手をつけることにしました。

webサイト「はるかぜのわらい」の誕生です。
http://www.haruwarai.jp/

私は陶磁器の専門家ではありませんので、薀蓄を語る術を持ちません。「はるかぜのわらい」では、簡単な料理を作って器に盛り、のんびり酒を飲みながら食事を楽しむといった、ささやかな時間の過ごし方を提案していこうと思っています。スローライフ、スローフードという言葉がありますが、私はこれを心豊かな時間を過ごすこと、ゆったりと心の旅を楽しむことだと理解しています。手作りの徳利や皿は、スローライフのよき脇役ではないかと思います。

ブログタイトルの“怠ける権利”は、絶版になっていた翻訳が最近復刻された、ポール・ラファルグの本の題名をそのまま使いました。人々は、大量消費を強いられている。欲望を刺激させられ、自発的に買い続け、そして捨て続ける。現代の危機の根底にある欲望主義を離れようとの思いを、タイトルに込めました。

足るを知り、心豊かに日々を送ろう。「はるかぜのわらい」とは、そんなメッセージです。
スポンサーサイト