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プルート6巻を読みました。

「一年中枯れずに咲いている花はないのって聞いたの。」
「そうしたら彼は・・・?」
「種をつけて花は枯れなきゃだめなんだって。そりゃそうよね。」

私たちは、時の中にいます。つまりは、単なる繰り返しに過ぎません。閉じ込められていると感じるか、限りある故に美しいと思えるか。

花となり、種をつけて散る。生きる時間は、掛け替えのないものです。人生は創るものであって、元々意味のあるものではありません。創造のために使うもよし、投げ捨てるもよし。

ダイエットに疲れたら、とんかつをどうぞ。
090628_とんかつ_リサイズagain
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先週金曜日は、桜桃忌。今年は、太宰治生誕100年の年だそうです。

学生時代、繰り返し太宰を読みました。好きなものは、御伽草子と津軽、そしてダスゲマイネ。当時は、魚服記と眉山に、結構日常を支配されていました。

類まれなストーリーテラー(恩師の受売りです)太宰治は「他に何をしても駄目だったから」小説家になったと言ったそうです。これに対して、太宰と雑談していたある学生が「じゃ僕なんか有望だ。何をしても駄目だから」と言ったところ「君はまだ何もしていないじゃないか」と真顔で(私にはちょっとむきになってと感じますが)返したそうです。

経験や苦悩の質と量については、誰も他人に介入する権利を持っていません。何かしたか、しないかは、言ってみれば人の勝手。太宰も言っています。苦悩深き故に尊からず、と。

問題はその先です。

自己満足でもなく、勿論他人の評価でもなく、心が紡ぐ自分の物語を生き切りたい。切に思います。

晩御飯に、ドライカレーを作りました。炒めるだけで1時間掛かる、これ、実は大作なんですが。
090621_ドライカレー
奇跡のリンゴ、これで最後です。

こんな件もあります。「木村が害虫を見る目にも、ある種の変化が起きていた。・・・手に取った虫の顔をよく見てやったんだ。そしたら、これがさ、ものすごくかわいい顔をしてるんだ。・・・今度は益虫の顔を見てみた・・・これが恐い顔してるの。・・・人間は自分の都合で害虫だの益虫だの言ってるけど、葉を食べる毛虫は草食動物だから平和な顔してる。その虫食べる益虫は肉食獣だものな、獰猛な顔してるのも当たり前だよ。」

益か害か。敵か味方か。そんな価値観、一度投げ捨てませんか。

悠山窯ギャラリー風景です 090517_悠山窯 棚

また、奇跡のリンゴです。ちょっと考えさせられる箇所があったので、ご紹介。

「自分は農薬のかわりに、虫や病気を殺してくれる物質を探していただけなのだ。・・・病気や虫のせいで、リンゴの木が弱ってしまったのだとばかり思っていた。それさえ排除すれば、リンゴの木は健康を取り戻すのだと。そうではない。虫や病気はむしろ結果なのだ。リングの木が弱っていたから、虫や病気が発生したのだ。・・・農薬などなくても、本来の植物は自分の身を守ることが出来るからだ。・・・自分のなすべきことは、その自然を取り戻してやることだ。」

木村さんは、その通りに実践した。事実としてのパラダイムシフトが、ここにあります。しかし、誰にでも簡単にできることではありません。

資本主義が逆立ちさせてしまった秩序を取り戻せるか。未来に保証は無く、移行が可能だとしても、その長い時間ひたすら耐えなければなりません。

悠山窯のギャラリー風景です
090517_悠山窯展示会 青の壷

知人から薦められ、奇跡のリンゴを読みました。

様々な読み方ができる本だと思いますが、私には「自分の力ではどうにもならないことを悟ったとき、彼は初めて本当の意味でリンゴの木に向かい合うことが出来たのだと思う」という件に、深く頷けるものがありました。

自分の無力を知り、他者を他者として、道具としてではなく、生かすことができたとき、人は何物かを成し遂げることができるように思います。

今日は余り物の小エビを揚げて、一杯。
090614_子えびの揚げ物とカンパリ
日曜日です。ワンピースを見ました。

海軍大将の登場です。とにかく、強い。正義の文字の入ったコートをひらひらさせながら、殴る、蹴る。

強さは権力であり、支配へと繋がっていく。従わない者は、それだけで敵。支配者の論理が生きるための唯一無二のルールならば、思考を停止し疑問を頭から消し去るか、奴隷となって生きていくか。浮ついた、一時の娯楽を慰めに。

それとも、アウトロー“海賊”となるか。

これは、しんどいことです。己を鍛え、常に戦わなくてはならないから。しかし、ルフィーには仲間がいます。他の海賊も然り。暴力と恐怖によって作られる、人間の垂直的な数珠繋ぎではなく、一人ひとりが人として生きることのできる“心の繋がり”があります。

人生を時間の消費としないためには、覚悟が要ります。自由は、対価を求めます。

今日は冷たいうどん。ささみを湯がいて梅で和えたものを乗せて。
090607_ささみの梅和え冷うどん