昨日、松濤朝市で一日、大学生と一緒に果物と野菜を売りました。
お客様とシンプルな会話をし、りんごやなす、そしてほうずきを買っていただきました。
「このオレンジのなす、漬物にできる?」 多分。漬けてみてください。
「これ、本物の紅玉なの?」 勿論。いい匂いでしょ。山形の農園の自慢の一品です。
「あなたどこから来たの?」 市の主催者は、渋谷の住人です。私は、練馬から来ました。
余計なことを考えないでいると、すっと体が軽くなったように感じます。
渋谷松濤の朝市で売っているちょっと変わった、なす、です。お一つ、如何ですか。
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家内とNHKで放映されている、新三銃士を見ました。
三谷幸喜の演出は原作とかなり趣を異にしていて、冒頭ロシュフォールにダルタニアンの父親を殺させ親の敵とし、勧善懲悪の分かりやすい人物配置としています。結末まで見ないと勿論分かりませんが、その上で王とダルタニアンの成長と親交を描こうとしているように見受けられます。
あまり違うので、家内にどう思うと聞いたところ「否定から入らないの」と窘められました。
確かに。
先週きのことりんごを買った渋谷松濤の朝市は、喫茶クララの前で毎週日曜朝11時より開かれています。そのクララのケーキです。
“お金は天井の廻りもの”なんだという話を聞きました。
金は上の方でぐるぐる回っていて、下から見ることは出来るのですが、上下を隔てたガラスがあって下には降りてこない。偶に石など投げて穴を開け、つかみ取りする輩も出てくるのですが、いつの間にか警察や司法の厄介になって何処かへ消えてしまう。
そういうものなんだそうです。
渋谷松濤の朝市で、産直のきのことリンゴを買ってきました。りっぱな、なめこでしょ。
水滸伝10巻、読み終わりました。
ご存じのように、最後は及時雨宋江が毒殺され、黒旋風は道ずれ。呉用と花栄が後を追い、4人は仲良く塚に葬られます。
圧倒的な力を誇示した梁山泊も、二人倒れ、一人抜け、人数が減り、団結も次第に希薄になって行きました。現世において意味のない戦いに死に行く仲間を見ながら、同士は何を思ったのか。宋江は、結局のところ何を為したのか。
それにしても李逵のシンプルな生き方(死に方)には、心を動かされます。宋江に毒を盛られ「もういい。生きているとき、あにきに仕え、死んでもやっぱり、あにきの手下の小亡者だよ」
不図、三銃士のアトスを思い起こしました。「どこなりと、行けというところへ行って、死ねばいいではないか。人生というものは、そんなに一々わけを聞いたりする値打のあるものかい?ダルタニャン、おれはいつでも貴行について行くぞ」
めざしで一杯飲りたくなったので、仕事の帰りに買ってきました。