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朝出がけの、ちょっとした会話。

昨日の試験「どうだった」と子供に聞くと、
「ダメだぁー」と言って笑いながら、布団の中で首を竦める。
私も微笑み、頭を撫で「行ってきます」
「行ってらっしゃい」

ほんの数秒。なんということのない時間。
しかし、その日一日、心地よい温もりの中で過ごすことができる。

幸福とは、そんな他愛もないことなのかもしれない。

それは、得るものでもなく、与えるものでもない。そこに居る、ただそれだけで潤うことができる、他者が自分の体をすり抜けていくような安らぎと恍惚。

思い違いかもしれないが、美しい思い違いならそれでよい、と思う。

檜原村にあるお豆腐屋さん、ちとせ屋でおからをいただきました。
炒って、酒の肴に。
おから_20120130 7
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子供と、こんな会話をしました。

「去年は凶事もあったが、充実していた。家族でばか笑いしながら楽しく食事をした後、幸せだと思った」と言ったら「本当に、去年はいい一年だった。でも、家族がこうなったのは、つい最近だよ」「皆が努力したからだよ」

当たり前のことなどどこにも無く、全ては、皆でぶつかり合いながら作っていくものなのでしょう。

よき家族という幻想を捨て、怒鳴っては謝り、日々、泣きながら向き合うことに努めていると、いつか異なった風景が見えてくるように思います。

檜原村にある、払沢の滝に行ってきました
村の人は、滝のつららで酒を飲むと聞いたので
残念ながら、つららまでは近づけなかったので、氷を拾って帰ってきました
「その氷きれいなの?」と言われながら「むー・・・うまい」
払沢の滝
払沢の滝の天然氷のオンザロック_20120122 10

リディア・フレムの“親の家を片づけながら”を読みました。

「私がずっとほしくてたまらなかった中東の絨毯がここにある。両親はそれを私に贈る気はなく、決して手放そうとはしなかった。両親ふたりが亡くなった今になって、なぜ私には手に入れる権利が生まれたのだろう。自分の物にするにはどうも気がひける。彼らから無理やりはぎ取るような、だましているような気がしてならないのだ」

はっとしました。

親との距離。その死。そして、相続という法的手続をこのように考えることができるのかと。

「その昔、死は皆で経験するものであった・・・そして今、死は私的なものになってしまった」という件と併せ読むと、人は消え、物だけが残る中で、人は人が自ら創った、孤立した個人を前提とした社会という虚構に対して耐え難い問いを問わざるを得なくなるものなのだと、作者は訴えているように思いました。遠い昔、共に生きる多くの隣人たちが頷き合うことで違和感なく承継されていた事柄が、その素朴な共同体が崩壊し、大きな悲哀に個々人が一人深く向き合うようになったために、簡単には受け入れ難いものになってしまったということなのでしょう。

絆とは、求め、築くものなのだと思います。
例えそれが、親子の間であっても。

私たちが進むべきは、この耐えがたい問いの向こうにあると思いました。失われたものは、戻ってきません。昨日の安穏を求めることは、不可能です。環境も私たちも大きく変化しています。勇気をもって、今日を掘り起こし、明日を築くことが、求められていると思います。

ネガティヴを受け入れ、痛みを分かち合い、目的に向って進もうとする覚悟の共有。それが現代の絆であり、私たちに今、最も必要なものではないでしょうか。

先日友人に連れて行って貰っ
た料理屋でいただいた焼いた
アボガド。美味しかったので、
真似てみました。
アボガド焼_20120110 8
年初め、正月二日と三日の昼過ぎまで、家族とテレビを見ながらのんびりと過ごしました。

今年の箱根駅伝は、面白かった。

特にゴールシーン。1位と3位は喜び、そして胴上げ。2位と4位は憮然とした表情。2,3,4位のコントラストは、競技の意味、勝つということに様々な解釈があり、競技会とは誰が優勝するかを競うだけのものではないことをよく表していると思いました。

3位の明治は、恐らく早稲田に勝つことのみを念頭に皆が復路を走ったことでしょう。抜きつ抜かれつ3校の混戦から駒沢が抜け出し、終盤、明治は早稲田にも置いていかれたかに見えましたが、腰に問題を抱えていたため当日エントリーを決めたエース、主将の鎧坂選手が、最終10区で早稲田を抜きゴール。

頂点は一つですが、敗れた者たちそれぞれに、また別の勝ち負けがあるようです。

ところで、テレビ局に一言。番組としての質が低いと思いました。コマーシャルがやたら多く、つまらない演出に時間を使っていて、面白い場面の多かった駅伝の楽しさを中継できていないと感じました。デジタル放送なのだから画面は複数使えるので、コマーシャル中でも中継は続ける等工夫したらいいのに、と思います。

牡蠣をいただいたので、近所の魚屋さんに行き
何も買わずに厚かましく「牡蠣の剝き方教えてください」と言ったのですが
こいつ何だと変な顔しながらも丁寧に教えてくれました
そのとき教わったレシピ。牡蠣の酒蒸です
とても美味しい
牡蠣の酒蒸し_20120105 4