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今年の健康診断、驚いたことに、コレステロール値が下がっていました。

10年近く、一旦上がった値は、自転車漕いでも卵を食べるのを止めても、下がることは無かったのですが、以下のように激減しました。

  総コレステロール 239 → 204
  LDL-C       162  → 122

理由は、分かりません。

この1年の生活の変化というと、週末畑仕事をしていること。日曜のお昼に、陸稲の玄米をいただいていること。ウイークデイのお昼に、所沢の小麦で作ったパンのサンドイッチを食べていること、位です。

毎日でなくても定期的に畑に立ち、3食でなくても混ぜ物のない食事を続けていると、体質が改善するのかもしれません。

ひ弱な都市生活者がハァーハァー・ゼーゼー言いながら大地と四つに組んで、畑に出なければ一生動かすことはないだろう体のあちこちを使わされ、そうして疲れて寝る。健康に育った大地の恵みで栄養補給し、やっと肉体疲労から回復してきた頃にまた、大地と格闘する。

巧まず生きる。

簡単お手軽、隙間時間を上手に使いましょう的な都市の日常とは対極にある、素朴な時間を重ねていく生活を、これからも続けていきたいと思います。

畑の小麦が大分、色づいてきました。そろそろ、収穫です
小麦の穂 畑の小麦  
脱穀、製粉した小麦は、我が家で美味しいパンになります
食パン 焼き上がり 食パン
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AKB総選挙を題材にした、鹿島茂のコラムを読みました。

ケインズの美人コンテストを引用しながら、AKB総選挙の結果が「日本人的生真面目さを感じさせる」と鹿島茂は言っています。

「自分の彼女になってくれそうな女の子はだれか?」と真剣に考えたため「あまりに美人すぎるメンバーは自分にはもったいないから次点のメンバーを、いや次点のメンバーでももったいなさすぎるから・・・」を繰り返し、自らを基準にして慎重に吟味した結果、大方の予想とはかなり違った意外なメンバーが選出されることになったのではないかと。

ケインズの美人コンテストの、平均的意見が平均的意見だと見なしているものを予測する「ナッシュ均衡」とは次元が違ったところで「均衡」へと収束するベクトルが働いていて、図らずも、ナッシュ均衡的結果となったというのです。

この生真面目な日本人の一人である高市早苗は「東京電力福島第一原発事故について『それによって死亡者が出ている状況ではない』と述べ、続けて『最大限の安全性を確保しながら活用するしかない』との見解を強く打ち出した」そうです。

毎日新聞の引用ですが、筆者の柳田邦男は続けて「原発事故とは死者の数の多少にかかわらず、何万何千という人々を苦しめる深刻で特異な広域災害なのだ」と指摘し、高市氏の論調を批判しています。「大量の放射能を撒き散らすことによって、広大な地域を汚染し、人が住めなくしてしまう。コミュニティを破壊し・・・生きる未来への希望を奪う・・・たとえ事故による直接被ばくの放射能死が一人もいなくても、避難を強制されることによるストレス死が約1400人に上ることを見れば、その特異さがわかる」

生真面目な日本人、とは一体何者なのでしょう。

上辺を装い本質を論ぜず、己を省みて他者や世界とのギャップを測らず、「KY」とか言いながら表面(オモテズラ)だけ周囲と合わせ、仲間外れにされないように只々流されていく、浮草のような日和見主義者のことでしょうか。

考えましょう。
そして、真面目に物事と向き合い、現実を変え未来を築いていきましょう。

昨年11月。福島県川内村に行った時の写真
除染風景_川内村 全体  
除染された裏山。境界線を引き、下枝を切り草を刈り、除染します
除染風景_川内村 区分け
食べるものを作れなくなった畑に綿を植え、収穫した後の風景
綿
恩師の墓参りに行き、久しぶりに先生と話をしました。

先ずは、月並みな近況報告。週末の農作業と気仙沼の保育園との交流について、話しました。そして、今年スタートさせようとしている農業プロジェクトの説明。

先生は、静かに話を聞いてくださいました。

話をしている間、記憶の断片が次から次へと頭を過っていきます。授業の風景。卒論の駄目出し。卒業後、何度も押しかけたご自宅での遣り取り。先生が毎年催されていた花見の会でのこと。等々。

授業は、さっぱり分からなかった。それを誤魔化すために「思想が現実を変えた例が日本では無いように思いますが、ありますか?」などと、よくちゃちゃを入れていました。そんな出来の悪い学生の相手をしている暇などなかった筈なのに、先生は、卒業後も時間を割いて親身に話を聞いてくださいました。迷える者に寄り添い、ともに道を探そうとすることが、先生の哲学の一部であったような気がします。

花見は、楽しかった。柴又の帝釈天から矢切の渡しを渡り、里見公園、枝垂桜の見事な弘法寺を経てご自宅まで、先輩後輩、素敵な方たちと半日かけてのんびりと歩くのです。
帝釈天 帝釈天前仲見世 矢切の渡し_柴又乗り場 矢切の渡し_看板江戸川の河原でお昼のお弁当を食べていた時、先生が「パチンコ屋の店長さんだ」と私を紹介されたことがありました。パチンコホールの会社で、財務をやっていた時のことです。食事を終え再び歩き始めた時、恐らく相当年下の学科の後輩と思われる由緒正しきお嬢さんに「あなた、何でここにいるの」と詰め寄られました。逍遥を楽しみ、哲学を語る場に何でお前が、と余程気に障ったのでしょう。「先生の教え子です」と応えたら、キョトンとしていました。その後のことは、覚えていません。

出自や職業に貴賤を認めない、思考を継続しているかどうかのみを他人と接する基準とした先生にはどうでもよかった「パチンコ屋」は、プライド高きお嬢様には受け入れ難かったようです。

お墓に置かれていた湯飲みの鮨屋“蛇の目鮨”を訪ね、お昼をいただき、弘法寺、里見公園、矢切の渡し、柴又の帝釈天と歩き、自分だけの思い出を作って、柴又で電車に乗りました。

毎日、先生と先に逝った同級生に、背中を押されています。その分、半歩は先に進んでいると思いますが、如何ですか。

先生。矢切の渡しは、今も江戸川の風景として残っています
矢切の渡し_船頭 矢切の渡し_船より   
バラの咲く里見公園から、遠くにスカイツリーが見えました。スカイツリーは、ご存じないですよね。先生
江戸川、ボート、スカイツリー バラの里見公園
エベレスト登頂の成功要因は、「半日仕事」だったそうです。

80歳になった今回、5年前の登頂時と比べて一日の移動時間をおよそ半分に抑え、休憩をしっかり取ることを重視したといいます。

目的を持ち、己を知り、自分のペースで自己をマネージし、目的(自己)を実現していく。自分を見出し、生かすこと。個性が輝くというのは、そういうことだと思います。

常に周りを見ながら、これをやっていれば、いい。大丈夫。みたいなメンタリティじゃ、何もできません。それでいて、ダイエットに励み、ファッションセンスを競い、他人との違いを強調し、「私、個性的」なんて言っている人が多いような気がします。私もその手合いですが。

太宰も言っています。「バイオリンよりもバイオリンケースを気にする」と。

世界最高峰に挑む人は殆ど無いでしょうし、死ぬ気で練習してもハイフェッツになれるわけではありませんし、必ず夢が叶うとも思いませんが、明確な目的が無ければ、「自分」と出会うことはできないように思います。いつまでたってもケースだけ。中には、何もない。

小さな目的を一つ一つクリアし、自分というストーリーを創っていく。俺を押出せば、周りから押し返される。周りを意識すると、俺がへこんでしまう。

思い通りにならない、そんなゲームを楽しんでいきたいと思います。


オギノエン・ファームで、新茶ができました
今年5月は例年より寒く、茶葉の伸びが遅れ、出荷も遅くなりました。農業は、天候との闘いです
茶を摘む 摘んだ茶葉 製茶_おばあさん107×80 製茶_荻野さん
近所の子供がやってきて、美味しそうに飲んでいきました
お茶をねだる子供 お茶を飲む子