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私たちには、お彼岸におはぎをいただくという習慣があります。

昔、祖母が作っていたのを、私は手伝いもせずただ横で見ていました。何故か“ぼたもち”という呼び方がぴったりだなと今でも思う、やたら大きくて不格好な、だけど美味しくて不思議と幾つも食べられる、年に二回の特別なご馳走でした。

おはぎは、蒸したもち米を軽くついたものを丸め、餡をまぶした食べ物ですが、オギノエン・ファームで、「砂糖を使わない」をコンセプトに、おはぎ作りのワークショップを行いました。

餡は、5種類。煮た小豆にレーズンを加えたものと、塩で味付けしたものが4種。蒸したかぼちゃ、蒸したさつまいも、炒りゴマ、そして大豆を炒って、すり潰し、ふるいに掛けたきなこ、です。
大豆を炒る荻野さん きなこ作り 擂粉木 炒った大豆を篩う荻野さん      
出来立てのきなこはとても香ばしく、ほのかな甘みが口いっぱいに柔らかく広がっていき、それだけで美味しくいただけます。本物は違うな、と思いました。
おはぎ作り_女の子たち 2 出来立てきなこをいただく 立花さんのお嬢さん       
間引いたダイコンの葉と小魚の炒め物といった農家ならではの料理も加わった素敵な食卓をみんなで囲み、愉快で美味しい食事をいただき、大満足の一日でした。
野菜一杯の食卓 食べる さつまいものおはぎ おはぎをガブリ
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9月21日は、宮沢賢治の命日です。

没後80年の今日、農民芸術を追求されている梅津順次さんに招かれ、賢治を偲ぶ会に参加しました。賢治の詩「稲作挿話」と題した、舞台です。

賢治は、今でも新しい。没後80年で、なお私たちの先を駆けている。
梅津さんの舞台を拝見し、賢治は私たちを20年超え、100年先を生きていたのだと思いました。

  諸君はこの颯爽たる
  諸君の未来圏から吹いて来る
  透明な清潔な風を感じないのか

心にcosmos(宇宙)を持つことが出来れば、私たちは私たちを超えて、どこまでも行ける。あのジョバンニの切符は、実は私たち自身の心の中にある。何故、心眼を開き、尊い資産を活用しないのか。

風を感じ、争っていた隣人と手を繋ぎ、みんなのさいはひを、私たちのものとしたいものです。


未来圏から吹いてくる透明な清潔な風を感じている、舞台に立たれた若いお二人。そして梅津さん
未来@umestu 2 梅津さん shashin.gif
「雨の日には、雨の日の仕事がある」

15日(日)台風が接近していましたが上陸前で左程風雨が強くなかったので、いつものように農作業に出かけました。

仕事が無ければ直ぐ帰ろうと思って出かけたのですが、手ごろな仕事が待っていました。おばあさんが刈り取ったゴマの葉を落とす、収穫後の後処理作業です。

農作業は作物を育てるのも大変ですが、収穫後の処理に手間が掛かるのです。刈取り、葉を落とし、乾かし、種を取出し、洗い、干して、あの私たちが見慣れたゴマが食卓に届きます。

今日は、早帰り。仕事を終え、大事を取って2時過ぎに農園を出ました。


乾燥させた後、水洗いします。実のないゴマは浮き、しっかりと実を充実させたゴマは沈みます。“シイナ”と呼ばれる浮いたゴマは、捨てます。
畑のゴマ 金ゴマ 葉を取ったゴマ
今日は、良い日でした。

向こうから歩いてくる見知らぬおばあさんと目と目が合い、すれ違いざまに「こんにちは」と言ったら「こんにちは」とやさしく返ってきたから。

パン屋のおじさんに声を掛けたら、微笑みながら話をしてくれたから。

そして、イーストフードなる生地改良剤を使うと、パン職人でさえとてもパンに出来そうもない材料で、パンが魔法のように作れてしまうことを教えて貰ったから。

怪我もせず病気にも罹らず、晩ご飯を食べ、お風呂に入り、もうすぐ蒲団に入るから。


魔法の使えない私は、6月に収穫した小麦“ユキチカラ”で素朴なパンを焼き、トマト、チーズ、サニーレタスを挟んで、サンドイッチを作りました。
トマト2 GIF サンドイッチ GIF パン GIF