FC2ブログ
穏やかに晴れた3月21日(月)、仲間と3人で季節外れの麦ふみをしました。

到着時の10時、気温は12℃ありました。畑に出ると赤城からの吹き下ろしがあって、ちょっと小寒く感じはしましたが、小麦を踏んでいると直ぐに体が温まります。気持ちのよい大きく開けた畑に3人、談笑しながら行ったり来たりの1時間半。長閑に楽しく、けれど大事な仕事をしました。
麦を踏む伊藤さんと川口
私たちの蒔いた麦 踏む前 私たちの蒔いた麦 踏んだ後
麦畑のテントウムシ
一仕事終えてから、河原に行きました。ご年配の方々や家族連れがフィールドゴルフに興じている芝生を過ぎ、川へ降りていく階段のところに陣取り、菜の花の向こうにせせらぎを聴きながら、お昼をいただきました。風は無く、陽だまりに座っていると、ぽかぽかと温まってきます。春のぬくもりに体も心もまったりと抱きかかえられ、何とも心地よい一時でした。
河原でランチ 菜の花と神流川
午後は、草取りです。三角鍬を使って、これから伸びようとする草を退治していきます。この後管理機を掛けますが、人の手を使って摘み取っておくと、随分と先の作業の手間が省けるそうです。

連休の最終日であり、初めて参加された方もいたので、早めの15時半で作業を切り上げ、家路につきました。関越道が断続的に渋滞していたので、高坂まで下を走り、そこから大泉まで高速に乗り、帰りは3時間の道中でした。

行きは、1時間10分。この時間差をどうするか、管理者は宿題をもらったような感じです。

ともあれ、2度の麦ふみを終え、私たちのプロジェクトは確実にスタートしました。課題は多々ありますが、そこに居るだけで清々しい気分になる農地に立つことは、それだけで喜びです。更に、可憐な花を見、ヒバリの鳴く声を聴き、季節季節の表情を追うことが楽しみに加わりました。

畑の隣には、蓮華草でしょうか、紫の花が沢山咲いていました
紫の花アップ@藤岡_20160321 213×160 陽光にきらめく神流川
畑から歩いて直ぐの神流川は、陽射しをきらきらと返していました
スポンサーサイト



3月19日(土)、素敵な音楽会に行ってきました。

新宿区の戸山ハイツで行われた、東北から震災避難されている方々の集まり「青空会」の音楽会です。ギターと筝のデュオで、奏者の語りに耳を傾けたり集った人たち皆が会話したりする時間をはさみながら、5曲をゆったりと聴きました。

1曲終わると、筝を調弦します。その調弦の音を聴きながら、暫くギター奏者の話を聞きます。次の演奏が始まり終わると休憩となり、そこに居る皆が様々な会話を楽しみます。そしてまた演奏が始まり終わり、調弦の音を聴き奏者の話を聞き、演奏が始まり終わります。
内藤さん@青空の会 小仁田さん演奏@青空の会 2
楽器の音色と人の言葉が断続的にゆらゆらと繋がり、考えることは人によって異なるのでしょうが、その場のみんなが「考える時間を共有」する音楽会。5曲立て続けに演奏され、音のシャワーを浴び「ん~ん、心地よい」という、聴き楽しみ音に包まれ溶け込んでいく、いつもの音楽会とはちょっと違いました。

筝は、持ち運びが大変だし、調弦も面倒だし、弾くには筝に向き合う気持ちの余裕と手続きが必要とされる「苦難な楽器」なのだそうです。そんな奏者の手続に、聴く側も引き込まれていきます。お手軽簡単、効率的で軽薄な現代の日常から離れ、豊かで美しい音の流れに浸りながらも、ちょっとした言葉の抵抗を心の奥底に置かれたような、新鮮な経験でした。
3月9日(水)、朝方小麦畑の整備をした後、大豆の選別を行いました。

時折小雨が降って来る中、9時過ぎに麦畑に出ました。畑の整備をしたのですが、寒かったです。小石を拾ったり、ゴミを集めたりといった軽作業のため、中々体が温まりませんでした。もう少し厚着をすれば良かったとか、熱燗の酒が飲みたいとか、雑念一杯で畑を行ったり来たりしていました。11時半ごろ本降りになったので室内に移動し、大豆の選別を始めました。
除けた大豆 選別後の大豆 2
大豆の選別をしていると来客があり、ご主人がお客さんを連れて私が作業している部屋に入って来ました。私はそのまま部屋に居て、話を聞きながら作業を続けました。

畑に生えた草や収穫後の作物をどうするのか、お客さんが質問をしました。ご主人は「鋤き込む」と答えました。青草を鋤き込むとガスが発生しませんか、と更に質問を返されると「鋤いたら少し置けばいい」と答えました。「根が土を作るので残しておけばいいのだが、自然農法を行うことが目的ではないので、どんどん鋤いて作物を植えている」「自分の目的は、年々増える耕作放棄地を耕地として維持し、この土地の風景を守ること」セカンド・ベストを選択されている、と理解しました。

有機農法では、草を鋤込むことはご法度だと聞いたことがあります。地表に藁など乾いた草を置き、土に次第に溶け込むのを待つのです。

「根が土を作る」
根を残しておいた方がいいのだが、そうしてもいられないので鋤く
「鋤いたら、少し置けばいい」

耕地の規模、目指す収量や効率、考え方や経済的な事情に応じて方法は様々なのだろうと、聞いていて思いました。

早く自分の畑を持ち、耕し学び、自分のスタンスを決めていきたいものです。
2月28日(日)、仲間と3人で麦をふみ、ジャガイモの植え付けを行いました。

「麦ふみの会」場所を群馬に移して、本格稼働です。

よく晴れた気持ちの良い日曜日、9時過ぎに藤岡の畑に着き、9時半から1時間ほど麦をふみ、その後お昼までの1時間半、隣の畑で、キタアカリと男爵の種芋を植え付けました。午後は13時から、大豆の枯れ枝の山をフォークで刺し崩し、田の肥料とするために移動させる作業を2時間半ほど行いました。切りのよいところに風が出て寒くなって来たので早めに仕事を終え、母屋で温かいお茶をいただき、16時半に畑を離れ、19時に練馬に戻りました。
麦 踏む前 麦ふみをする秦さんと川口
麦ふみをする川口と秦さん 山を遠望 麦 踏んだ後

ジャガイモは、以下の順番に作業し、植え付けました。

先ず、種芋を準備します。前もって少し陽に当てておき、手で掻いても取れないように芽をしっかりとさせておきます。
種芋 男爵 ジャガイモ畑の準備で耕運する秋山さん
畑は、耕運機で畝を切り、畝の片側に三角鍬を当て鍬先で線を引き、線に沿って歩き、踵を強く土に食い込ませてイモを置く場所を40cm間隔で決め、準備完了です。この間隔を“株間”と呼びます。
三角鍬を使う 株間を決める
種芋を芽の密集している処のすぐ下に包丁を当て半分に切り、密集した芽は取り除きます。腐敗を防ぐため、ジャガイモの切り口にゼオライトを付け、切り口を上にしてジャガイモを置いていきます。
種芋を切ってゼオライトを付ける イモを置く
株間に肥料として、1年ほど寝かせて臭いの全くない茶褐色の鶏糞を撒き、平鍬で畝の土を掬い取ってイモ一個分ほどの高さに掛け、植え付け完了です。
株間に鶏糞を撒く 平鍬でジャガイモに土を掛ける
私たちの他にもたくさんの家族連れが来て、ジャガイモを植え付けていました。会費制で収穫を自分のものに出来る「ファームシェア」に参加されている方たちです。皆さん、とても楽しそうでした。

このジャガイモ畑を管理している農家は“農村と景観を守り、皆さんの食を支えたい”との想いを持ち“「消費」者の立場を超えて、もっと農に関わりたいと思われる皆さんとそれぞれにとっていい方法を見つけましょう”と周囲に呼びかけ、「ファームシェア」を運営されています。

私たちの目指すものが、ここ秋山農園では既に現実として動いています。技術だけでなく、運営としての農業も学ぶことが出来そうで、これからが楽しみです。

帰りがけ、美味しいお茶菓子をご馳走になりました。捏ねた小麦をねじって細長いスティックにし、軽く揚げた奥様お手製のお茶菓子です。美味しいものを探し求め、食べに行ったり取り寄せるのではなく、そこで取れたものを美味しくいただく。これもまた、楽しみです。