FC2ブログ
5月23日(月)、夏時間となりました。

昼12時、車の外気温計が34℃を指すほどの猛暑でした。そこで今日から、昼休みを14時~14時半までと長めにとることになりました。“シエスタ”の付いた夏時間。炎天下無理に体力を消耗させず、休んで疲れた体を労り、午後の作業効率を落とさないための工夫です。

朝9時過ぎから30分程草を刈り、コンバインで収穫した大麦を軽トラに積んで乾燥機に運び、12時半まで2時間程、収穫を終えた畑で麦わらを束ね、昼休みを取った後市役所に行き用足しをして、15時に畑に戻り、草を刈り、畑に水やりをしました。

市役所に行く用事がありあまり長く休めませんでしたが、午後の仕事を2時間程ずらして始めたため、18時半前、仕事を終えて帰るときに未だ少々余力が残っていました。

帰り際に、7月のいつ頃までジャガイモの収穫が出来るか確認しようとしたところ、「今、掘ってみろ」と言われました。収穫は6月末~7月とこの間言ったじゃないかと思いつつ、言われるままに掘ってみると結構実が出来ていました。
我がジャガイモ畑
芋掘り前のキタアカリ 芋掘りしました_キタアカリ
「まぁまぁ、出来ているじゃないか」
「もう夏だよ。ジャガイモの成長気温を超えてしまったので、7月には弱ってしまう」

成程。人に聞くより、自分で掘って、見て、触って、考えろ、ということか。

2月末に種芋を植え、例年なら7月に収穫するものが、今年は5月下旬から出来るようになり、予定月にはもう食べられない。生育要因は、時々刻々変動する。日々感じ、観察分析確認し、考え、予測し、対処する。天地、風雨、寒暖に対して五体をフル稼働し、自分自身で判断し、自分でやるしかないのだ、と思い至りました。

経験則が全く通用せず、農家が困惑するほど、ここ数年気候変動が激しくなっているようです。「こんな筈じゃないのだが」とぶつぶつ言っているのは人間様だけで、環境の大きな変化の中でも、作物は寡黙に順応生育し、花を咲かせ、実をつけます。作物と同じ空気を吸い、同じ風に吹かれ、同じ陽光を浴び、同じ雨に打たれ、そして同じ風景となりたいものです。

カレンダーに縛られていると、何も出来ないな。
周囲の全てと、常に対話しなくては。

農業は、めちゃくちゃ面白いと思いました。
スポンサーサイト



5月21日、10時過ぎから夕方6時まで、小麦畑の草刈りを行いました。

草刈機の扱いの上手い下手で、作業時間(人件費)燃料消費量(水道光熱費/燃料費)刃先の損傷度合(消耗品費)が大きく異なってきます。

チョンボに次ぐチョンボで、もう畑を使わせて貰えないのではないかと思うぐらい落ち込んだ翌日、「あまりに酷いので、草刈りの練習をして貰う」と言われ、草刈り機の使い方を教わり30分程草刈りの練習をしました。

刃先が地面すれすれの位置で地面と平行になるよう肩掛けの長さを調整し、右から左へ刈り、刈った軌道をそのまま戻し、前進しまた刈る。この戻しを的確に行うことで、体の上下左右へのブレが無くなり、スムーズに刈ることが出来るようになります。
しっかりと根を張った雑草を引っこ抜く 草を刈る川口
以前はやたらぶん回して、時間は掛かるわ、燃料は直ぐに無くなるわ、刃は切れなくなるわ、刈り残しはあるわ、腰は痛くなるわ・・・自分でもどうにかならないか、とは思っていました。刃先と地面の位置関係が適切に保たれることと、戻しを的確に行うこと。ポイントはこの2点のみですが、使い方を習うと違いますね。全てが改善しました。

技術を適切に習得すると、掛かるコストは大幅に改善され、大きな利益をもたらします。勿論、仕上がり(品質)も違います。

たかが草刈機の話ですが、技術はコストを低減させる、と実感しました。
稲の苗を育てる、苗間作りをしました。

6月第3週に予定されている、田植えの準備です。田植は、5月連休前に行うものと思っていましたが、冬に麦を植え収穫を終えた後、稲に切り替える二毛作を行っていた地域では、6月下旬に田植えをするのが一般的だったようです。

「稲は早蒔きをしなければ、余計な農薬散布をしないで済む」とある農家から聞いたことがあります。季節や旬というものは、技術や需要により、その時々で、勝手に人が変えてしまうものなのかもしれません。

トラクターで土を耕した後、柵を切ると言うのでしょうか、ピンと紐で使用場所を長方形に確定します。その場所を、ローラーとグランド整備に使うトンボのような道具で何度も往復し、土を固め平らに均していきます。靴底の凸凹が土に残らない程固くなったら、発芽した稲の種を、先ず四方の線上に、次に内側に、初め大まかに、後少し残しておいた種をまばらなところに、均等になるよう蒔きます。その後スコップで脇の土を掘り、篩でふるって2cm程被せます。
柵を切る 苗間作りの道具ローラーとトンボ
苗間の土台 固めた土 篩とシャベル
稲の種 苗間 出来上がり
植える稲は、「初霜」という美しい名前です。

6月18、19日あるいは25、26日、田植えの予定です。一人で植えるのはしんどいので、誰か来て一緒に植えてくれると助かります。
5月16日(月)より、89歳の父と二人で寝起きしています。

母親が不在のため、最近、認知症の疑いのある父親のお目付け役として、久しぶりに自分が学生時代を過ごした家で寝泊りしました。

慣れ親しんだ家なので居心地は悪く無いはずなのですが、昼間軽眠して夜ちょっと徘徊する父親の挙動に驚かされ、何となく落ち着きません。親とは、私の上にあっていつまでも見守ってくれるもの、とばかり思ってきましたが、どうやらそうもいかないようです。この家の記憶を辿りながら、ちぐはぐな今を腹落ちさせようと無駄な努力をしています。

母親に頼まれていた、ゴーヤを植えました。ここ何年か、日除けと食用と二兎を追い植えていますが、中々美味しくできません。今年は何とかしたいと思い、ホームセンターでは無く種苗会社に行って苗と土と肥料を買いました。上手く行くといいのですが、どうでしょうか。夏には結果が出ますが、自分を、夏休み前に貰う一学期の通知表が気に掛かる小学生のように感じました。
ゴーヤ 庭から撮影 ゴーヤの花
母親が帰ってきても食べられるように、キャベツ、ニンジン、玉ねぎとベーコンがあったので、最後の晩は季節外れのポトフを作り、父と食べました(ざっくりと切って煮るだけなので、簡単だから)。
ポトフ 213×160
ちょっと前に二拠点生活について書きましたが、三拠点生活になるかもしれません。
5月15日(日)畑で、土を焼きました。

「焼き土」と呼ばれる、土を焼くことで消毒する作業です(参照“基礎を学ぶ・土の消毒”参照)。
火をくべる川口 土を焼く
アサガキで土をかき混ぜる川口 焼き土 出来上がり
先週、土切り(ブログ参照“野菜を植えました”)をしましたが、その土を焼きました。稲の苗を育てる、苗床の土にします。消毒された苗床用の土が販売されていて、多くの米農家はその土を買い、苗床を作っています。今お手伝いしている農家は、手間の掛かかる昔ながらの方法を今でも採用されています。これが「風景を守る」ということなのだ、と実感しました。文化を守られているのですね。

農業は一つの事業ですが、農家や農村は一つの文化だと思います。

日本人とは何か、ずっと気になっていました。赤い(昔は赤かった)菊の紋の入ったこのパスポートか?特に海外で生活して異文化に接してから、この思いは強く自分の中にあります。自分なりの解を見つけたいと思いますが、農家と接していると、時折「あ、こういうことなのかな」と思うことがあります。

隣の畑の方から、私たちが土切りをしているのを見て「苗床を作るのか」と聞かれたと、焼き土をしている際に仲間が言っていました。ここに住む人たちには直ぐにピンとくる、共同体の長い時間が培った、しかしこのままでは遠くない将来失われてしまう、共有知(もしかすると私たちのアイデンティティ)です。

訳も分からず、土をざるでこすっていた先週が、妙に懐かしく感じられました。
5月8日(日)自分たちの食事用に、仲間と果菜を植えました。

大辞林に「果菜類:果実を食用とする野菜。ナス・キュウリ・トマトなど」とあります。今回植えたのは、ナス、キュウリ、トマトの他に、オクラ、ピーマン、スイカとルッコラ、そしてクレソン。
トマト
苗を植える川口 ナス
クレソン
夏が、楽しみです。一仕事終えて、水分補給にトマトをかじったり、キュウリをムシャムシャやりながら、ビールを飲んだり、畦で肉を焼いてクレソンと食べたり・・・とても面白い夏になりそうな予感がします。

午前中に自分たちの仕事、果菜植を終え、午後は今お手伝いしている農家の仕事をしました。畑の外れで、やたらと根を張り生い茂った草を草刈り機で刈った後、土を15cm程掘り、スコップで一輪車に移し、木陰に運んでふるいに掛け、細かくして袋に詰めました。ふるいに掛けると言っても、固まった土を手のひらで潰しながら細かくするので、腰に来る力仕事です。「土切り」という作業だそうです。
ネコで運んだ土 土切り
7日は30℃を超え、ふらふらでした。8日はそこまで気温が上がらなかったので助かりましたが、それでも慣れない作業を4時間半、殆ど休みなく行ったので疲れました。
 
17時に作業を終え、着替えてから近くの食品加工会社に行き、工場を見学し、その会社の方々と話をし、その後、私たちの作ったビールを飲みたいという方のお宅までビールをお届けし、帰ったら21時近くになっていました。

Long day、でした。
20160112_ボトル1
ビールが、旨かった。
4月29日(金)~5月2日(月)の3日半、麦畑の草取りをしました。
麦穂とテントウムシ
2月に植えた小麦、農林61号の畑2枚、株間に伸び始めた草をアサガキ(三角鍬)で削り取ったり、四つん這いになって手で摘んだり、只管草と格闘しました。

29日の午前中3時間程、ずっと中腰で草取りをしたためだと思うのですが、午後ジャガイモの芽搔きをした際、作業開始直後、腰に鈍痛が走り結構きつかったです。それを見ていたためか、作業の進捗があまりに遅かったせいか、仕上がりが酷かったせいか、翌30日、今お手伝いしている農家の方が、アサガキの使い方をレクチャーしてくれました。

「自分の体との対話だと思って、仕事をしている」
「無駄に力が入っていると、作業効率は落ちるし、体に負担は掛かるし、仕上がりも悪い」

笑い乍らアサガキを使い、こうやるんだよ、とサッサッと土の表面を均一に削る様子を見せてくれて、その後の作業は随分と楽になりました。
アサガキを使って草を取る川口 小麦と小麦の株間の草
手で草を取る川口 草取り後の小麦の株間
とは言え、慣れない作業なのでそう簡単には捗らず、SOSを出して翌日仲間に来てもらい、それでも終わらず、予定を一日伸ばし更に朝7時から畑に出て、終えたのは13時でした。

お昼を食べて、東京まで帰りました。
鶏むね肉、小松菜、ネギチャーハンの弁当
お弁当は、相変わらず鶏の胸肉、小松菜と大根葉ですが、ネギと農家の飼っているニワトリが生んだ卵で、お米はチャーハンにしました。

恥ずかしながら、未だ腰が痛いです。
4月29日(金)、2月末に植えたジャガイモの芽搔きをしました。

ジャガイモ畑
芽搔きとは「植物の栽培で、不必要な腋芽(えきが、と読みます。葉の付け根にできる芽。側芽。わきめ、の意)を摘み取ること」(gooの国語辞書)。

ジャガイモ畑を管理している農家から「2本残して取れ」と言われ、「どれを取るのですか」と質問したら「よく実のなりそうなやつを残すんだよ」と返されました。そんなこと言われてもと思いつつ、これ以上聞いても良いことは何も無いので、茎の細そうなものとか、何となく取れやすそうなものを適当に抜いていきました。
芽搔き前
芽搔き後 腋芽の山
残す茎を押え、種芋が動かないように地中に気を配りながら、抜く茎が地上に出ているところの土をもう一方の手で少し堀り、土の中に手を入れ茎を掴み、引き抜きます。

芽搔きをした後、アサガキ(三角鍬)で草取りしながら土盛りし、更に打ち鍬で土寄せしました。秋山さんは指示だしして直ぐに他の畑に行ってしまったので、一人孤独に作業しました。200株ほどで、半日の労働です。

今年は暖かいので例年より一週間ほど早く、6月下旬には収穫できそうだと聞きました。ジャガイモ掘りは、イベントにして多くの人に楽しんでもらいたいと思っています。

お昼に、農家からいただいた野菜と米で作った、質素な弁当を食べました。間引いた大根をだし汁で湯がいたものと、小松菜と鶏むね肉のオリーブオイル炒めです。低カロリーで、そこそこ栄養はあると思います。
質素だがヘルシーなお弁当 青空食堂
遠くに山を見ながら、心地よい春風に体を預けられる青空食堂が、何よりのご馳走です。