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6月18、19日と25、26日、二週に亘り土日計四日、田植をしました。

隣の田んぼで田植をしていたお婆さんから、声を掛けられました。

「随分きれいになったね~」
「疲れるだろ」
「田植は腰が痛いんだよ」

見知らぬ余所者を知らないからといって遣り過ごさず、私たちを励ましてくれたことを嬉しく思いました。下手くそが下手くそなりに田に命を与えようとしていることに対して、ちょっとした敬意を表してくれたのだと思います。

田植には、大別して2つの作業があります。苗取りと田んぼへの移植です。

苗取りというのは、苗床から、一本一本優しく苗を抜き取り、束ねていく作業です。これ、重労働です。腰を悪くした私たちには、大変キツイ作業でした。26日は、4畝程(20m×20mくらい)の私たちの小さな田んぼへの移植で、前日15、6束を作りましたが、私一人で5時間近く掛かってしまいました。
稲床 苗取り 川口 
片手で掴める程度の苗を抜き取ったら、麦わらを使って束に纏めます。5cm位余した麦わらの一端を親指で抑え、親指の上に持っていき苗を一周させてから、今度は親指の下を通しもう一周させ、親指のところで出来た輪に通して、最初に余した部分を引くと全体が締まり、束が固定されます。
苗束作り 親指で押さえ親指に巻く 苗束作り 麦わらで輪を作る
苗束作り 結び目出来上がり 稲の束
苗束を必要数作り、田んぼに運びます。

植える前に田んぼに水を引き、水量を増やしました。必要量の水を入れた後、入り口を塞ぎます。
土溝 田に水を引く
田に水を引く 田から見て 水を止める
日が照っているときは、日差しが弱まる午後3時過ぎから植えると、稲に良いと聞きました。

植える際、縦横、全て30cm間隔(“はったんころがし“という除草機を通すために必要な幅)で真っすぐに植えていきます。そのために、横は、畔と畔をロープで結び、ロープの真下に植えることで直線を可能にします。縦は畔に杭を打ち、棒を田んぼに浮かべ、目検で直線を取るようにしました。この方法が合理的か否かは議論の分かれるところだと思いますが、大勢が田んぼに入り、機動的かつ機能的な作業を行うための農村の知恵、と言えるでしょう。

田んぼは四角いのですが、正方形や長方形ではありません。畔が湾曲していたり、4方が直角となっていないため、直線を実現するために必要な垂直や平行を畔を基点に正しく確認出来ないのです。素人には、中々難しい作業でした。
僕らの田んぼ 田植前 僕らの田んぼの田植え
26日(日)は二人で移植をしましたが、午後1時から移植を始めて終わったのは7時過ぎでした(昼過ぎ曇ってきて日差しがきつく無くなったのと、今日中に作業が終わるか心配だったので早めに開始しました)。暗くなってしまったので、完成形を写真に収めることは出来ませんでした。

同日、東京の住まいに車で帰ってきましたが、運転中ずっと腰が痛かったです。

「田植は腰が痛いんだよ」
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6月4日(土)~19日(日)まで3週末6日間、ジャガイモ掘りをしました。

企画当初反応が鈍く「あ~あ、誰も来ないのかな」などと拗ねていたのですが、毎週誰かしら来てくれて、見ているこっちが嬉しくなるほど楽しんでいただき、幸せな時間を過ごさせていただきました。掘り出したら止まらない。サツマもそうですが、イモ堀りには中毒性があるようです。土を掘ることって、何故か楽しいんですね。
サキちゃんとママさん 伊藤さん
福井さん 順子さん一家

20日月曜、誰もいないイモ畑で、一人黙々と汗だくになりながら、スコップを手に2時間ほど残りのジャガイモを掘り出し、ビール箱に放り込みました。土の中は保存に適しているため、ジャガイモは畑に残しておいてもよかったのですが、雨が多くなると土に水気が多くなり、イモを傷めるリスクの方が高くなるため、土日の重労働に疲れた体に鞭打ちました。

キタアカリと男爵、それぞれ箱いっぱいのハーベスト。
それぞれのハーベスト ハーベスト_男爵
掘り始めの4日は未だ麦畑だった隣の畑が、第二週の12日に麦が刈られ、最後の3週目には田んぼに変身していました。
田植え直後の田んぼ
カラカラ乾いた土の畑に水を張り、緑の稲が植えられると風景が一変します。
6月12日(日)麦刈りをしました。

先週、そろそろ麦刈りですか、と聞いたら「まだ先だよ」と言われました。まだ先か、と思っていたら、11日土曜日朝「乾燥の都合で、今日刈る」と突然状況は一変し、「石、拾ってくれる」猛暑の小麦畑で後から追ってくるコンバインと競争しながら、コンバインの刃を傷めないように石拾いをしました。そして翌12日夕方、これまた突然に「明日雨だから、こっちも刈る」私たちの畑の小麦を、指導を受けながらコンバインを運転し、全部ではありませんが自分たちで刈り取りました。
指導を受ける川口 コンバインを運転する川口の勇姿
ハンドルに遊びがなく、キャタピラなので勝手が分からず、進路と速度の他に刈り取り機の上げ下げと刈り取る麦との角度を調節しなければならず、初心者中の初心者には中々難しい作業でした。案の定、刈り残しがあったり麦わらの長さが短かったり(土を削ることに用心しすぎると刃の位置がどうしても高めになってしまいました)と多少難ありでしたが、幸い大きな問題無く作業を終えました。

種をまき麦を踏み雑草と何度も格闘し、待ちに待った収穫です。

遅蒔きで、背丈が低く実りも少ない小麦ですが、苦労して出会った畑の初めての実り。どんな個性を見せてくれるのか、味わうのが楽しみです。

今年はビールは作らず、製粉してパンやスコーン、そして餃子の皮にして楽しもうと思っています。
あまりに酷い自分に出会うと、怒りや悲しみを通り越して笑うしかないようです。

5月8日、自分たちが食べるための野菜を植えました(ブログ参照「果菜を植えました」)が、クレソン2株全滅、トマト1株が涸れてしまい、オクラは背が伸びないにも拘わらず花が咲き、ルッコラはもう少し大きくなるかと待っていたら、とう立ち(花茎が伸びること。葉が固くなり、食べごろが過ぎてしまったことを意味します)してしまいました。ピーマンも一向に背丈が伸びず、ナスやキュウリそしてスイカも、今一成長が鈍いように感じています。まあまあ育っているかなと思えるのは、9日に追加で移植したトウモロコシくらいでしょうか。
オクラの花 とう立ちしたルッコラ
(上左、オクラの花。上右、とう立ちしたルッコラ。下、トウモロコシ)
トウモロコシ
あまりの酷さに、植えた野菜には失礼ですが、茫然自失、笑うしかありませんでした。

野菜畑というよりは、花数の少ないちょっと寂しげなお花畑のような感じです。
キュウリの花 ナスの花
(上左、キュウリの花。上右、ナスの花。下左、スイカの花。下右、トマトの花)
スイカの花 トマトの花
遅ればせながら、6月5日(日)6日(月)朝7時に畑に出て平鍬を使い雑草を退治し、土盛りをし、麦わらを被せ(含まれている窒素が、肥料となります。土中に鋤いても良いのですが、ガスが出るため通常は土に被せます。即効性はありませんが、環境保全型農業の基本です)、畑の手入れをしました。放置していたキュウリは、根本から3本ほど脇芽を残し、芯の花と余分な脇芽を取りました。脇芽が成長し、繁茂し、実を多く付けてくれることを期待しています(『今頃かよ』キュウリの罵声が、聞こえてくるようです)。
麦わらを敷いたキュウリ畑
収穫できなければ、食べるものは無い。夏は食事抜きか。そうなるよな、などと思いながら、真摯に作物に向かおうと反省しきりの2日間でした。