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チリの落盤事故で地底に閉じ込められた33人が、無事生還しました。

先ずは皆様に、おめでとうございます、と申しあげます。

今回の救出作業が、計画性、実行力ともに素晴らしいプロジェクトだったと感心する一方、幾つか考えざるを得なかったことがありました。

まず、33人のこれからの人生が大きく変わるだろう、ということがあります。作業員の親族が、1回のインタビューにつき約4万ドル(約325万円)を要求することを決めたと新聞に書かれていましたが、そこには「普通の暮らしに戻りたい」と言っている方がいるとも書かれています。金は人を変え、場合によっては人生を狂わせてしまします。あの天才ナポレオンでさえ、群がる親類に栄華を貪り取られ、最後は流刑に処されてしまったのですから。

そして、ジャーナリズム。各国メディアがこぞって報道し今まだ追いかけている理由は、取り残された作業員の生還という、極めて印象的なドラマ性にあります。しかし例えば、この事件の本質が「鉱山の事故」であって救出劇ではないとすると、日常に興味を見出せない衆愚へのエンターテイメントとしての俸士がその役割でないなら、メディアの過熱には問題があるように感じられます。

日本でも、嘗ては地下に潜り過酷な労働に耐える人々が、大勢いました。その後経済成長を遂げ、産業構造が変わり、先進国と言われてはいますが、新しいトレンドに乗れず将来像が描けないでいる国の人間としてチリの現実をどう受け止めるべきか、そこには何か大きな問いが隠されているような気がしています。

一連の事件から、恐らく私たちは、多くの真実を学ぶことができるはずです。しかしそれは、静かに事実を見つめ、深く考えることからのみ得られるものだと思います。

エビのすり身揚げを作りました。中華料理店でいただいて、
美味しかったので20年前に挑戦したことを思い出しながら。
エビのむき身揚げ_20101017 5
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