FC2ブログ
宮路さんが亡くなって、1年が経ちました。

人は、今は亡きものとの対話を通して私たち自身を確かめる行為を繰り返し行っています。その意味で、人は死者とともにあるものだと最近思うようになりましたが、今日は宮路さんの命日なので、特にその思いは強くなっています。偲ぶという情緒に、一日浸ろうと思います。

宮路さんは「ゲームは消耗品」だと言っていました。ゲーム小僧が同時に経営者である所以だと私が理解していたこのリアリスティックなゲーム解釈、ジー・モード草創期の基本コンセプトは、i-アプリの黎明期、様々な制約条件を前提として辿り着いた戦略的な結論であって、宮路武のゲーム理解ではなかったのだと今では思っています。

この戦略は見事なまでに成功を収め、マーケティングコストをビジネスパートナーに肩代わりして貰うネットの新しいビジネスモデルを生み、ジー・モードは業界のリーダーとなりました。しかし、ケータイ電話で世界の一歩先を私たちが行っていた時、海外で私たちは風に乗ることができませんでした。

私はヨーロッパに拠点を作るべきだと考えていましたが、宮路さんの答えは“no”でした。VodafoneやTelefonicaのヘッドクオーターに行ってネットワークゲームのデモをしていた私の熱い想いを的確に伝え、説得できるだけの力量があったらと、むなしい“if”をむなしく繰り返すばかりです。宮路さんの本質をよく理解していたら、宮路さんとの関係を建設的に発展させることができたかもしれません。少なくとも、理解しようとする努力をすべきだったと、今更ながら反省しています。世界と戦える、またとない絶好のチャンスでした。

時は流れ、ケータイ電話はスマホとなり、課金はキャリアからネットに移り、ビジネスモデルは大きく変わりました。昨日の成功は、今日の停滞となり、明日の敗北となるスピードの時代です。

これから先どうするか、宮路さんと二人でゆっくり話をしようと思います。

檜原最後のジャガイモで、肉じゃがを作りました
宮路さん、カンヌで飲んだビールを買ってきましたよ
さあ、一緒に飲みましょう
肉ジャガ ビール
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント
  • パスワード
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:http://harukazenowarai.blog90.fc2.com/tb.php/199-9db27126