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偶には、テレビのことを書こうと思います。

ケーブルTVのチャンネル「AXNミステリー」で、毎週金曜夜10時から1時間、シルク(SILK)という英国の法廷ドラマが放映されています。法廷での判決と、加害者の人格や被害者の感情とは異なった次元の事柄であって、正しい結果、即ち正義の実現が、勝利を勝ち取った弁護士を含め、必ずしも係った人々を幸福にはしないことがしばしば語られる、中々面白いドラマです。

シルクというのは英国上級弁護士の俗称で、法廷弁護士(Barrister)のうちごく一部の選ばれた優秀な弁護士(Queen’s Counsel)が絹のガウンを着用するため、そのように呼ぶのだそうです。

先日、こんな話がありました。

主人公の弁護士マーサが、シルクになるための面接試験で今何をしているか聞かれ「原告側と被告側の弁護士の力量が違い過ぎる、アンフェアな裁判を闘っている」と不平を漏らします。被告側の弁護士が十分弁論できず、被告に大変不利な判決が下されてしまうというのです。これに対し面接官である高名な判事は、大事なのは「事実」だと応えました。この後、マーサは被告側弁護士にアドバイスを与え、被告は争点となった罪状に置いて無実を勝ち取ります。判決後、検察よりマーサは告発されるのですが、ドラマではこの点は軽く流されています。

法廷は勝負を争う場だと思い込んでいましたが、対極がぶつかり合うことで問題の本質を浮かび上がらせることが可能になるのですね。実際にはそううまくは機能しないのでしょうが、これが裁判の意義、なのでしょう。

ここから日常を顧みると、コミュニケーションは技量、能力が対等でないと、成り立たないのではないかという疑問が湧いてきました。

問題の本質に迫る技量が人によって大きく異なるということは、事象の核となる物事の本質が人によって大きく異なって見えている、即ち本質に至らず理解できない人たちが自分を含め大勢いるということではないだろうか。あるいは、物事の本質は唯一無二ではないのかもしれない、ということ。

人の世界は、難しい。


これ、小かぶ、です。菜の花、みたいですね。
小かぶ 3
少量の昆布だしを呼び水に、エチュベ(étuver)にしました。
ちょっと苦味があって、美味しい。春の味、かな。
小かぶのエチュベ 3
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