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「かもめ食堂」を見ました。

いい映画ですね。見終わった後にまた見たいな、と思う作品の一つ。
“ruokala lokki(かもめ食堂)“ フィンランドを舞台にした、日本食堂の話です。

「ここならやっていけると思った」

「やりたいことをやってて、いいわね」
「やりたくないことを 、やらないだけ」

「大事なものが入っていたのに、大変ですね」
「大事なもの? ・・・ 何が入っていたかしら」

何処で、何を、何故に。
人にはそれぞれ、事情があります。

大人か子供かフィンランド人には区別のつかない小さな日本人サチエの始めた、メインディッシュが“おにぎり”の食堂。開いて一月、誰も店の中に入って来ようとしませんでしたが、やっと一人、日本かぶれの若者がお客さんになります。そして何か事情のありそうな大きな日本人が一人、手伝いをするようになります。小さな人と大きな人は、考えること、感じることが違います。違いが出会うと、変化を生みます。サチエは、シナモンロールを焼くことを思いつきます。焼き上がったところに、好奇心から毎日のように覗き見していたおばさんたちがやって来て、匂いに誘われ店に入り、常連になります。次にまた一人、日本人が手伝うようになり ・・・ と少しずつ人の輪の広がっていく物語。

「自分で入れるより他人に入れてもらった方が、コーヒーは美味しい」

ある日お客として来た、店の前所有者から教わったコーヒーを美味しくするおまじない“コピ・ルアック”を唱えながらコーヒーを入れるサチエが、人を手繰り寄せていきます。それは呪文故なのか、サチエの魅力故なのか。淡々とした、ちょっと人を突き放したような会話の行き来に、却って他人へのいたわりや思いやりを感じます。

愛情とは、他者を解き放ち、その旅立ちを自分のこととして喜ぶ器量のことなのかもしれない、と思いました。そして注がれた愛は、旅立った人においては幾多の悲しみを癒す、尽きぬ心の泉となるのでしょう。

「『おにぎりは自分で作るより、他人が作った方が美味い』と言って、年に二度、運動会と遠足の日に、父がおにぎりを作ってくれた。他の子供には卵焼きやウインナがあったが、私はおにぎりだけ。不格好だけど、とても美味しかった」

おにぎりは「日本人のソウル・フード」なのだそうです。

たけのこ 2
季節の味覚。筍ご飯と、がんもの入った若竹煮
筍ご飯 これでいこう 筍の若竹煮
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