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「その体験は感動的か?」マツダの企業コンセプトだそうです。

「ある日、人は生まれ」
「感動的な体験をする」
「それは『ブーンブーン』とものを動かすときに...」
「湧きあがるときめき」

マツダのブランド・エッセンス・ビデオの冒頭に出てくるフレーズです。マツダの社員は事あるごとにこの原点に立ち返り、「理想は何か」を問い、解を得、先へと進んでいくそうです。

“バックキャスティング“という考え方があります。「将来を予測する際に、持続可能な目標となる社会の姿を想定し、その姿から現在を振り返って、今何をすればいいかを考えるやり方。目標を設定して将来を予測すること」(デジタル大辞泉)

先日「働き方と組織の未来」というダイアローグセッションに参加して大変有意義な時間を過ごしましたが、そこでの話に“1億2千万人の日本を前提に私たちの未来を語ることは正しいか”という議論がありました。日本の人口は江戸後期で3千万人、終戦時で7千万人です(「歴史的に見た日本の人口と家族」参照)。1億超えは異常値であって、私たちの国土における持続可能な人口は、戦争に勝つために産めよ増やせよと頑張った結果の7千万人より少ない、例えば5千万人なのかもしれません。

“Change or Die“を文字通り体験し、華麗に蘇ったマツダの「理想は何か」「その体験は感動的か?」と青臭く問う姿勢が、今私たちに、最も必要なことのように思いました。

“ふるさと消滅。人口減少により町が消えゆく“といたずらに恐怖を煽り煽られるのではなく、人工減少をスペーシャスなゆとりある暮らしが可能になるかもしれない機会と捉え、ではどのような社会が実現できるのか、人と街をゼロベースでプロットしていき、新しい日本地図を創ることを考えたいと思います。

そうして初めて、都会と田園、地方と都市という概念対比が、はっきりと見えてくるように思いました。

私がこれから従事しようとしている農業で言えば、1億人の人を養うために、化学肥料を使い農薬を撒き散らして無理に増量することなく、5千万人なら、皆が安心安全な野菜を適切な価格で食べられる、かもしれないということになります。

「その体験は感動的か?」といった基軸となるコンセプトについて私たち皆で議論し、結論をシェアした上で“バックキャスティング“という手法により、私たちの未来を築いていきたいと思います。

過度な施肥を施さなくても、麦は育ち、実をつけ、私たちを養ってくれます
麦の芽
過度に土地を収奪しなければ、持続可能な循環に身を置くことができます
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