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あけましておめでとうございます。
初日の出2016元旦
處世若大夢(生きているというのは、夢を見ているようなもの)
胡爲勞其生(権力、名誉、富を追って、労れることはなかろう)
所以終日醉(余計なことに与せず、只管飲めばよいではないか)

「コーランには 本当は 何が書かれていたか?」アメリカ人ジャーナリスト、カーラ・パワー著を読み終えて、何故か李白のことを思い起こしました。

この本は難解でよく理解できなかったのですが、イスラム教が、唯一神への服従とその裏返しとして万民が平等であること(男女の優劣は無い)を説く、フラットな世界観を有していること。日に5回の祈祷を通じて自己の限界を常に意識し、傲慢を戒め、欲望を自制し、心の平安を保つ生活を目指すものだということ、は分かりました。

宗教とは無思考に信ずるものだとばかり決めつけていましたが、どうやらそれは間違いだと、この本を読んで思いました。自己と向き合い、理性に裏打ちされた静かな力を得る、方法論の一つなのかなと思うようになりました。信仰は帰属(アイデンティティ)の問題ではなく、寄る辺ないちっぽけな一人の人間を大宇宙にしっかりと結びつける、叡智なのでしょう。

祈ることによって、他者を支配せず他者に支配されず、常に自己を謙虚にしっかりと保つことが可能となる。これは、分かるような気がします。

ただ私は、かっちりとした枠組みの中で平穏を得るより、単なる快楽主義のように見えて実は全てを己一人で引き受ける覚悟のある、自らに忠実に生きよ、その先は無間奈落かもしれない、それでも行け怯むな、をさらりと吟じる李白と共に在りたいと思っています。

恨まず憎まず排除せず、自らの道を静かに愉快に歩んでいきたい。

難しいチャレンジなのですが、元旦に、そう思いました。

家族と、私たちの文化、おせちを楽しみました
おせち
今年の田作りは、特に美味しかった
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