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9月18日(日)さいたま市の埼玉県障害者交流センターで行われた、わくわくチャレンジ祭2016に参加しました。

「障がい者・健常者と互いに区別されることのない社会の実現」が、テーマです。
 
メインホールのステージで音楽演奏やお笑いなどが催され、中央客席の周囲にはプラバン作りや切り絵など参加型のテーブルと飲食出来るスペースを置き、誰でも飲み食べ、楽しめる、飾らない故に温かい集いでした。他の部屋では、「障害者の就労について」のシンポジウムや「特性のある子の就学・進学懇談会」といった現実を認識し、対処していく実際的な場も設営され、共に楽しむと同時に事実を受け止め、明日を共に歩んでいこうとする、バランスのとれた催しだったと思います。
プラバン 長瀞天然かき氷
私は、スタッフとして会場設営、撤収、そしてお昼用のパンの販売を担当し、メインホールの後方壁際に立ち、一日を過ごしました。

口笛を吹く会の方々の演奏で、お祭はスタートしました。客席に降りてきて子どもの手を握り、その子が吹く口笛にマイクを向けたりもして、一緒に楽しむ時間は素敵なものでした。何かをしていることは、それだけで素晴らしい。他人の顔色を気にすることはない。他者に「害」をもたらさなければ何をしてもいいんじゃないか、と思いました。

主催者が「障がい者」とあえて「害」の字を使わない理由が、分かったように思いました。
何故に「障害」なのか。誰の「障害」なのか。皆が、考えてみるべきことのように思います。

次に、盲目の中学校教師のお話と琵琶の演奏がありました。
琵琶を弾く新井淑則
「障害者は、感動ポルノとして健常者に消費される」というステラ・ヤングさんの言葉や「自立とは、依存先を増やすことである」という熊谷晋一郎さんの言葉を引用しながら、障害者の現実と健常者の意識のギャップについて話をされました。「健常者は自身の問題や他者への依存に気付いていないだけ」という私たちの恥ずかしく貧しい日常に、改めて目を向ける必要を強く感じました。

若手芸人のお笑いですっきりした後、バリヤ・フリーピヤノ研究会の方々の演奏がありました。聴覚が無いため人工内耳を使用している方や自閉症、ダウン症の方々の演奏を聴きましたが、素晴らしかった。

最後に、バリヤ・フリーピヤノ研究会の方の伴奏で「翼をください」と「BELIEVE」を全員で合唱しました。その方のピアノはパッションが溢れてしまって、リズムもちょっと独特で歌いづらいのですが、皆が合わせていく様子が印象的でした。美しくなくても乱れていても、皆が心を合わせていれば素敵な音楽になるのだと、音痴の自分も大声を張り上げ旋律を乱しながら、自分の音痴を弁護するようなことを考えていました。

音楽が好きでたまらないというピアノ奏者の気持ちが、音の波となって私の体全体を止むことなく繰り返し叩くようにダイレクトに伝わってきて、涙を抑えることが出来ませんでした。

人が人であるということは、異質の他者と共にあることだと思います。それは、傷つき傷けられながら自分にとって都合の悪いことや嫌な感じを受け入れて、他者と一緒に居られることではないでしょうか。そして好きなこと面白いことは目いっぱい一緒に楽しめる、そんなことなんじゃないかと思います。

以前より障害者の問題は気になっていましたが、自分のことに忙しくそのままにしてきました。相模原の事件に接し、加害者個人の特異性で片づけてはいけないと感じていましたので、企画会議に参加し、当日スタッフとして関わりを持ち、楽しみ考える一日を持てたことを有難く思いました。
北澤親子 ピアノと歌2 北澤親子 ピアノと歌
写真は、長瀞で障がい者の自立のために開いたうどん屋「ゴーシュ」の運営者にしてピアノの先生でもある、主催者の北澤さんとご子息です。
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