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随分と前から日本では、農地の区画整理を行っています。1区画を大きくそして耕しやすいように矩形に揃え、就農者の基本単位の大規模化を図ってきました。規模のメリットによる効率化を進めることで、国際競争力を高めることがその目的のようです。

この土木工事は、区画ごとに広い道路を作る故か、土をどこかからか持ってきて農地の土壌も変えてしまうのだそうです。田は水耕なので稲作に大きな問題は無いようですが、畑は土が命なので、長い年月をかけて良い実りを齎すように作った豊かな土壌が破壊され、区画整理の後数年は、まともな作物を育てられないと聞きました。
区画整理で農地に作られた十字路241×181 石拾いした農地
そんな区画整理を終えた土地には、私の足の2倍くらいある大きな石から親指くらいの小さなものまで、たくさんの石がごろごろしていました。この石どもを農地から取り出す作業を、朝の9時から夕方5時まで、昼休憩1時間を挟んで7時間ほど、一人こつこつと孤独に拾っては捨て拾っては捨てました。

農家の方から「拾った石を籠に入れ、適当な量になったら黄色の収穫コンテナに移し、最後は山に捨てる」と指示を受けました。「山ってどこの山だろ。近くに山なんかあったっけ」と疑問に思いながらも聞き返さず、最後に確認すればよいだろうと作業をしていました。
コンテに集めた農地の石241×181
コンテナ3つが一杯になり、どうにも仕方が無いのでコンテナ周辺に置き始めた頃、トラクターで別作業をしていた農家の方がトラクターを止めて「お前は分かっているようで分かっていないね。話をちゃんと聞いているのか」「山に捨てるんだよ」と言われました。「区切りが付いたらどこの山に捨てるのか、聞こうと思っていました」と返したところ、農家の方が大笑いしながら「そこだよ」と十字路に積まれた石の、言われてみれば確かに“山”を指さしました。
石の山241×181
“山”と聞いて、こんもりと盛り上がった土の山を勝手にイメージして直ぐに確認しなかった自分の馬鹿さ加減に、呆れて笑う他ありませんでした。

作業した農地は3区画あり、最後の区画では軽トラに積んであったコンテナにわざわざ運ばず、直接“山”に捨てれば良かったのです。大きな石が結構あって、自らの不手際からかなりな重労働が追加されることになりました。農家の方の、元々無かったのかもしれませんが、信頼も失ってしまいました。
仕事の出来ないボケ老人
少しずつ農業に戻ろうと思っているのですが、先が思いやられます。


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