未だ冬だと思っていましたが、穏やかに晴れ渡った青空の下、シャツにベストの軽装でも歩いていると薄っすらと汗が皮膚を湿らせてきます。
歩いていると、梅の木がありました。

暫しほのかな花の香に包まれ、強張った体が内側からほぐされたように感じました。
火曜日に、「足裏が痛い」というので親父を病院に連れて行きました。歩行が困難なので、業院内、初めての車椅子。腰のレントゲンを撮り、頸椎圧迫骨折が見つかりました。昨日MRI検査を受け、更に来週、脚のCTを撮る予定です。その結果で何が分かり、どうすることになるのか見当もつきませんが、兎に角もう一つ検査をして科学的な所見を待ちます。
ここ数日、部屋から居間まで居間から部屋まで、腕を掴み肘を持たせ、5cmずつ進ませることを日に何度か行っています。そんな体でも、自分で歩こうとします。歩けず倒れ、畳に仰向けになってしまうことがあります。そのときには、脇に手を入れ胸を合わせゆっくりと体を起こし、引き上げます。慣れないからか、どちらも結構しんどい仕事です。
たった数日のちょっとした時間。ですが、物凄く疲れました。
散歩の途中で出会った亀は、のんびりと日向ぼっこをしていました。

おひさまと梅と亀と気持ちの良い時間を過ごし、少しリフレッシュしました。
介護をするぞ、という無意味な精神の昂りを捨て、親父とただ共にゆったりと過ごす日常に埋もれて行こうと思います。
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