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マイクロクレジットの手法を開発したグラミン銀行総裁、ムハマド・ユヌスの自伝を読んでいます。その中に、こんな内容の話があります。

子供の半数以上が栄養不良の状態に置かれているフィリピンのネグロス島の貧困問題に対処するために始められた、ダンガノン計画というプロジェクトがある。プロジェクトは、1993年、IFDA(国際農業開発基金:国連の組織で、農村の貧しい人々を助けるために設立)に緊急の資金援助を求めた。4度にわたり使節団が送られたが結局資金は提供されなかった。

情報の非対称と富の偏在が生み出している、構造的な問題があることがよく分かります。援助の名の基に国際組織によって資金が浪費され、りっぱな報告書を書くことのできるソフィスティケート(狡賢い)されたコンサルタントの懐は肥やされますが、援助されるべき人々は援助されていないのです。お金が行くべき所に、行かないのです。

使節団を派遣する費用をそのまま援助資金としていたら、一体何人の人生が救われていたのでしょうか。私たちが必要な仕事と看做していることの多くは、省いた方が良いものなのかもしれません。そして、お金の使い方、回し方、考え直さないといけませんね。

花瓶とグラス。世界の喧騒を遠く離れ、静かな一日。
グラス_花_花瓶_20100207 2
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